Orthodontics
矯正治療

見た目以外にも
多様な効果がある
矯正治療
歯並びやかみ合わせの改善は、単に見た目の美しさだけではありません。バランスの取れた咬合は、食事の質を向上させ、消化器官への負担を軽減します。
また、歯周病や虫歯のリスクを下げることにもつながります。
歯を正しい位置に導くことで、口腔衛生状態が改善され、全身の健康にもポジティブな影響を与えるのです。
矯正治療を行うメリット
歯並びを整えられる
矯正治療によって歯並びが改善すると、自然で均整の取れた口元を得られる可能性が高まります。当院ではさまざまなケースに対応できるよう配慮し、患者様の目標を叶えるための丁寧なサポートを行っています。第一印象を向上させたい方は、ぜひご相談ください。
発声と発音を改善できる
歯並びが改善されると、サ行やタ行の発音に違いが出てくることがあります。滑舌がはっきりすると自信を持って話せるようになり、コミュニケーションもしやすくなります。
虫歯や歯周病になるリスクを減らせる
ガタついた歯列が整えば、歯垢や歯石が付着しにくくなる傾向があります。日々の歯みがきがラクになるため、虫歯や歯周病のリスクを最小限に抑えられます。
食事がスムーズになり栄養摂取がはかどる
かみ合わせが整うと、噛む力をしっかり伝えられるようになり、食べることがスムーズになります。きちんと噛めると消化の面でも効率が上がり、全身の健康面に好影響を及ぼすと考えられます。
小児矯正

子どもの歯や顎の発育は、個人差が大きいものです。乳歯から永久歯への生え変わりの時期に、歯列や顎の成長を適切にサポートすることが小児矯正の目的です。
子どもの顎の成長を最大限に活用し、永久歯が正しい位置に萌出するよう誘導します。
早期の介入により、将来的な矯正治療の必要性を減らすことができる場合もあります。
矯正治療を始める時期
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第1期(4~12歳頃)
発育期の治療(4~12歳頃)は、顎の骨がまだ柔軟に成長している時期を活かすのが特徴です。この時期にはまだ乳歯と永久歯が混在しており、とくに前歯と第一大臼歯(6歳頃に生える奥歯)だけが生え変わった状態です。
このタイミングでの治療は、将来生える永久歯のための「土台づくり」が中心となります。狭い顎を広げたり、不正なかみ合わせを改善したりすることで、後から生えてくる永久歯が正しく並ぶスペースを確保します。こうした早期介入により、将来的に歯を抜くリスクを最小限に抑えられるのがメリットです。 -
第2期(12歳以降)
永久歯が揃った段階での治療(12歳以降)は、より精密な歯並び調整が目的です。この時期には乳歯がすべて永久歯に置き換わり、より安定した治療計画が立てられます。
主にブラケットなどの固定式装置を用いて、一本一本の歯の位置や角度を細かく調整していきます。軽度の歯並びの問題であれば、この時期から治療を始めることも珍しくありません。
当院で扱う小児矯正
床矯正

取り外し可能な装置で、歯列の拡大や個々の歯の移動に用いられます。
床矯正は、装置の中に埋め込まれたスクリューやスプリングの力を利用して、歯を動かします。
装置を取り外せるため、食事や歯磨きの際の利便性が高いのが特徴です。
また、顎の成長を誘導するための機能的な装置も床矯正に含まれます。
治療期間・回数 | 1年半~3年・18~36回 |
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費用(税込) | 275,000~440,000円 |
Merit
- 成人になってから抜歯をせずに矯正を終えられる可能性が高まる。
- 治療の痛みが少ない。
- 取り外しが出来るので、食事の際に困らない。
- 取り外しが出来るので、ブラッシングがしやすい。
Demerit
- 保険が適用できないため自費診療となる。
- 混合歯列期6歳〜11歳くらいの子どもが対象。
- 装着時間が少ないと十分な治療効果が得られない。
プレオルソ

プレオルソは、幼い子どもの歯並び育成をサポートする矯正治療法です。3~10歳の発育期に効果的で、就寝時のみマウスピースを装着するので日中の活動を妨げません。歯を直接動かすのではなく、舌の位置や口周りの筋肉機能を自然に調整しながら、子どもの成長力を活かして歯並びを導くのが特徴です。痛みもほとんどなく、矯正に対する抵抗感も最小限に抑えられます。
治療期間・回数 | 半年~2年・6~24回 |
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費用(税込) | 88,000円 |
Merit
- 装置がシンプルで手入れが楽。
- 痛みが少なく、費用面の負担も比較的抑えやすい。
- 学校や園などで着用しなくてよいのでストレスが軽減される。
- 将来の抜歯リスクを回避しやすい。
Demerit
- 保険が適用できないため自費診療となる。
- 毎日適切に装着しないと効果が十分に得られにくい。
- 歯を直接動かす手法ではなく、筋機能を調整する装置である。
- 症例によっては他の矯正装置との併用が必要になることがある。
成人矯正

成人になってから矯正治療を始める方も少なくありません。
社会人になると、対人関係や職業上の理由から、美しい笑顔へのニーズが高まります。
顎の成長が終了した後の矯正治療は、歯の移動に時間がかかる傾向がありますが、ブラケットの装着時間を工夫するなど、ライフスタイルに合わせた柔軟な対応が可能です。
モチベーションの高さが結果に直結するのも成人矯正の特徴と言えるでしょう。
当院で扱う成人矯正
ワイヤー矯正

歯に直接ブラケットを装着し、ワイヤーで連結することで歯を動かす方法です。
ワイヤー矯正は、強い矯正力を発揮するため、複雑な歯列不正の改善に適しています。
装置は常に装着しているため、24時間継続的に歯を動かすことが可能です。ただし、装置が目立つことや、口腔衛生の管理が難しくなることがデメリットとして挙げられます。
治療期間・回数 | 1年半~3年・18~36回 |
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費用(税込) | 550,000~1,100,000円 |
Merit
- 幅広い症例に対応している。
Demerit
- 保険が適用できないため自費診療となる。
- 金属なので目立ちやすい傾向にある。
部分矯正

「目立つ箇所だけをピンポイントで改善」する矯正法です。前歯の軽いねじれや隙間など、全体ではなく特定の箇所だけを短期間で整えたい方に向いています。
限られた範囲への装置装着で、治療期間の短縮と費用軽減が可能です。
ただし、奥歯のかみ合わせや顎の位置関係に問題がある場合には不向きです。
※虫歯等でダメージを受けた歯の修復に行うケースもあります。
治療期間・回数 | 3ヶ月~1年・3~12回 |
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費用(税込) | 66,000~550,000円 |
Merit
- 動かす範囲が限られるため、比較的短期間で終わりやすい。
- 費用の負担が全体矯正に比べて少ない。
- セラミックなどで歯を大きく削るよりも侵襲が小さい。
Demerit
- 保険が適用できないため自費診療となる。
- 全体の歯並びが大きく乱れている場合には不向き。
- 仕上がりの面で本格矯正よりも制限が出る可能性がある。
マウスピース矯正

定期的にオーダーメイドの透明なマウスピースを交換しながら、段階的に歯を移動させる矯正法です。外から目立たないので、人前での会話や笑顔に自信を持ちたい方、対人コミュニケーションの多い職業の方に好評をいただいています。食事や歯磨き時には取り外せるため衛生管理も容易ですが、効果を得るには日々20時間以上の装着が必要です。
当院で扱うマウスピース矯正
インビザラインGo

透明なマウスピース型の装置を使用する矯正治療法です。
インビザラインは、一連のマウスピースを段階的に交換していくことで、歯を少しずつ動かしていきます。装置が透明であるため、目立ちにくく、審美性に優れています。また、取り外しが可能なため、食事や歯磨きの際の利便性も高いです。
ただし、重度の歯列不正には適さない場合があります。
※主に前歯のみ適応です。
治療期間・回数 | 5ヶ月~1年半・5~18回 |
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費用(税込) | 495,000~660,000円 |
Merit
- 透明なので治療中なのが気付かれにくくなる。
- 金属アレルギーの心配がない。
- 取り外しができるので、ケアがしやすくなる。
- 取り外しができるので、装着時の圧迫感や痛みは少なくなる。
- 通院回数が少なくて済む。
Demerit
- 保険が適用できないため自費診療となる。
- 海外輸入となるため、お手元に届くまでに1ヶ月以上の時間をいただく場合がある。
- 患者様の症例によっては使用できない場合がある。
- 1日の中で、長時間装着していただく必要がある。
- 装着時間が短いと、マウスピースとの適合性が悪くなり、作り直す可能性が出てくる。
未承認機器・医薬品に関する注意事項について
- 医薬品医療機器等法上の承認:未承認
- 入手経路:個人輸入で入手
- 同一成分や性能を有する他の国内承認の医薬品の有無:無し
- 諸外国における安全性等の情報:FDA認可あり。日本国内では医療機器としての矯正装置に該当しませんが、使われている素材は日本国内で薬事承認されています。国内公式サイト:https://www.invisalign.co.jp/
- 医薬品副作用被害救済制度について:万が一、重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
シュアスマイル

デジタル技術を駆使した、高精度でコスト効率の良いマウスピース矯正です。アメリカの歯科機器メーカーが開発したシステムは、精密な口腔スキャンとコンピューターシミュレーションにより、一人ひとりに適したマウスピースをご提供します。他のマウスピース矯正と比較して技工料が抑えられており、コストパフォーマンスを重視する方にも選ばれています。
治療期間・回数 | 半年~3年半・6~40回 |
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費用(税込) | 550,000~770,000円 |
Merit
- 透明なので治療中なのが気付かれにくくなる。
- 金属アレルギーの心配がない。
- 取り外しができるので、ケアがしやすくなる。
- 取り外しができるので、装着時の圧迫感や痛みは少なくなる。
- デジタル設計により、矯正のゴールや途中経過をイメージしやすく、通院の頻度も少なく調整できる。
- 費用を抑えられる可能性がある。
Demerit
- 保険が適用できないため自費診療となる。
- マウスピース矯正は歯をゆっくり動かすため、重度の不正咬合には向かない場合がある。
- 指定の時間どおりに装着しないと、歯が思うように動かず治療の進み具合が遅れる。
- 治療が終わっても就寝時に保定用マウスピースを使わないと後戻りのリスクが生じる。
未承認機器・医薬品に関する注意事項について
- 医薬品医療機器等法上の承認:未承認
- 入手経路:個人輸入で入手
- 同一成分や性能を有する他の国内承認の医薬品の有無:無し
- 諸外国における安全性等の情報:FDA認可あり。日本国内では医療機器としての矯正装置に該当しませんが、使われている素材は日本国内で薬事承認されています。
- 医薬品副作用被害救済制度について:万が一、重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。